讃岐うどん「わら家」
既に田中、中西によって更新されていますが、先日、四国は屋島に研修に行ってきました。
勿論研修のほうでも貴重な体験をさせていただいたのですが、そちらのほうは田中に任せるとして、私のほうは帰りに食事に寄った讃岐うどんのほうを。
“香川といえばうどん”というイメージが強い方も多々おられるでしょうが、流石に知名度が高いだけは、至る所にうどんのお店が軒を連ねていました。
その中で私がチョイスしたのが「讃岐手打うどん わら家」。
道中にあったといえばそれまでですが、風情を感じさせるワラ葺き屋根の静観な佇まいに思わず足を止めた、というのも嘘ではありません。
その店構えに期待を膨らませながら入店したのですが、店内も古き良き時代を感じさせる造りであった為、建築を生業とする私にとっては待ち時間にも退屈どころか気持ちが昂ぶっておりました。
落ち着いた雰囲気の中で興奮している、店員の方からすれば奇妙な客だったでしょうが・・・
さて、肝心のうどんですが、どうやらオーダーしてから茹でるようで、できたての麺しか出さないと言うこだわりがあるそうで。
また、ダシは創業以来不変で門外不出のものらしく、薬味と合わせて手打ちのうどんを引立たせる絶妙さが自慢のようです。
そのお味のほうは・・・
今までに味わったことのない美味さと、モッチリとした弾力性のある歯応え。
「うどん」というどちらかといえばあっさりした部類の料理だからこそ、余計に際立つ繊細さと奥深さ。
一重に「うどん」といえど、作り手のこだわりや真摯な姿勢でこれ程の味が出せるのか、我々も「住宅」という商品にここまでの“味”を出さなければいけない、と切に感じさせていただきました。
皆さんも屋島にお立ち寄りの機会があれば是非一度ご賞味ください。
ご馳走様でした。 感謝
長岡 厚